Impressions
ヘヴィ・メタルの何たるかを現世に伝える True Metal Warrior METALIUM が放つ Chapter Three。
ギタリストを SAVATAGE に、ドラマーを HELLOWEEN に引き抜かれるというある意味「優良ミュージシャン育成バンド」的な横顔も見せ始めているのは元々が「凄腕の寄せ集め」だから当たり前だっちゅー事実はさて置いて(汗)、この第3章に封入されているのも、Don Airey と Ken Hensley というオールド・ハード・ロック・テイストを醸し出すには最適の鍵盤奏者陣をゲストに迎えてこれまでよりも幾分メロウなメロディックさを表層に浮き上がらせながらも、相変わらずの堂々たる正攻法のヘヴィ・メタル。
ただ、前2作と比較して楽曲の暑苦しさが足りない感じ。どうしようもないくらいに昂ぶるメタル・マインドが本作ではちょっと希薄なんだよな。ラストのポップなシークレット・トラックの大仰な導入部が一番満足感高いぞ!みたいな。
出来としては全然悪くないんだけど、超期待した分普通の出来では物足りないことで。と言いつつもちゃーんと Hail しながら今後も付いて行くから。
満足度 : 77%