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DRAGONLAND / Holy War (2002)

投稿日: 2002/07/20

スウェディッシュ・シンフォニック・メロディック・スピード・メタル・バンド DRAGONLAND 待望の 2nd アルバムは、前作 "The Battle of the Ivory Plains" で展開していた彼ら自身の手によるファンタジックな寓話「The Dragonland Chronicles PartI」から100年後の世界を描いた続編的内容。
前作の所々で聴かれた EUROPE を連想させたナイスなポップ・センスをやや後退させ、その代わりにさらに壮麗&大仰なシンフォ風味とメタルの力強い疾走感をさらに強調したそのサウンドは、ミックスに Frederick Nordstrom が関わっただけのことはあるクオリティの高さを味方にして、哀愁メイニヤのツボを付く泣き展開&泣きフレーズ満載で迫り来る。
劇的な泣きのイントロ・シンフォニー #1 "A Hundred Years have Passed" から哀愁フックたっぷりに激しく疾走する #2 "Majesty of the Mithril Mountains" の流れだけで、もう本作にメロメロ確定っす。
その他にも、FINTROLL 真っ青なフォーク/ヴァイキング・メタル系の勇壮なクサメロが舞う #3 "Through Eleven Woods and Dwaren Mines"、悶々としたアコースティック・ギターの調べが胸を打つ哀愁のミドル・チューン #5 "Calm before the Storm" と激情のバラード #7 "Forever Walking Alone"、一瞬垣間見せる DIMMU BORGIRCRADLE OF FILTH かっちゅーシンフォ・ブラック風味なアレンジが美味しい #8 "Blazing Hate" と、色々と新鮮な要素を取り込みながら悶絶を誘う楽曲が目白押しなのが嬉しいわ。
楽曲と同時にプレイ的な充実も見逃せなく、Nicklas MagnussonOlle Morek のギター・コンビのツボを得た泣きセンスに溢れたネオ=クラシカルなテクニカル・プレイは、タイトル・トラック #4 "Holy War" へのゲスト参加で泣きソロを披露している Gus G (DREAM EVIL, FIREWIND) の存在が霞むほどだし、前作で聴かせてくれた充実のプレイから KING DIAMOND のツアー・メンバーにも大抜擢されたキーボーディスト Elias holmlid の奥深いオーケストレーションも実に見事。
ドラマー Jonas Heldgert が兼任する非常ぉ~にイイ感じのヘナチョコ北欧ハイ=トーン・ヴォーカルに関しても、オレは肯定派だなぁ。充分にドラマーにしとくのには惜しいレベルではあるし。しかもこの頼りなさが北欧っぽさの塗布に一役買ってると思うし。でも、ちゃんとライヴ活動をしながら今後の飛躍を・・・って考えるならば、ちゃんと専任シンガーを入れなきゃねぇ。聴いてて、Tobias Sammet (EDGUY) が歌ったりしたら激ハマリなんだろうなぁ・・・って思ってみたり。
とにかくこの DRAGONLAND、西新宿の一角を中心に一部のメイニヤだけで盛り上がるようなレベルのバンドには決して持ち得ないポテンシャルを感じるッス。頑張って欲しいナァ。

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