Impressions
HOLY MARTYR / Invincible (2011)
投稿日: 2011/09/21
イタリアはミラノ出身のウォー・エピック・メタル・バンド HOLY MARTYR の3rdアルバム。
明らかに 勝 新太郎 (笑) なジャケ絵の変な主張の強さに思わず脊椎がピクピクっと震えたが、トラックリストを見てさらに目を剥いた。イントロダクションの #1 "Iwo Jima" (硫黄島) に始まり、#5 "The Soul of My Katana"、#6 "Shichinin No Samurai" (7人の侍)、#7 "Takeda Shingen" (武田信玄)、#8 "Kagemusha" (影武者)、#9 "Sekigahara" (関ヶ原)、そして #10 "Zatoichi" (座頭市)・・・ってなんじゃコリャwww
この HOLY MARTYR、毎作それぞれ戦史をテーマに据えているようで、前作で映画 "300" に登場していたようなスパルタ戦士を描いていたのに続き、本作では我が国の「サムライ」の世界を採り上げた・・・と。どうやらメンバーが 黒澤 明 監督やその周辺の時代劇映画に心酔しているらしい。
最初は、その設定と実際に曲中で「ハガクレー!ハガクレー!」「セキーガハーラー!」「ザトイーチー!」とガイジン訛りの日本語が連呼される様に半笑いを誘われまくりだったけど、MANOWAR 由来のガッツ溢れるエピックな剛健さとキャッチー&スピーディな欧州型メロディック・メタルを上手くミックスしたスタイルの楽曲自体がかなりしっかりした造りであることも奏功して、聴き続けてるうち、すっかりこの“血沸き肉踊るイタリアン・ジャパニーズ・メタル”(苦笑)の中毒に。
いやこれは是非ここ日本でライヴを観てみたいですな。俺ら、完璧なコーラス・パートでサポート可能なので!(^_^)b
満足度 : 89%