Impressions
剣を手にしたコスプレ姿があまりにも素敵過ぎなフィンランドのメロディック・ヴァイキング・デス・メタラー ENSIFERUM が衝撃のデビュー作から3年の月日を経て放つ待望の 2nd アルバム。
デビュー作で感じられた CHILDREN OF BODOM っぽさをやや減少させ、ヴァイキング本来のフォークロアなシケシケ感を増量したサウンドは、過大に膨らみ過ぎてしまった期待には正直やや届かなかったものの、情景が瞼に浮かぶ良質なヴァイキング・メタルとして十分に納得することのできる高いクオリティを持った「逸品」と呼べるもの。
あまりに強力だったデビュー作と比べて、やや小さく纏まっちゃった感は否めないんだけど、武器を掲げてアグレッシヴに疾走したり霧の漂う川面をゆったりと流れたり・・・と様々な表情を見せながら全編で飛翔する勇壮な民謡的メロディ、そしてテクニカルな素養を生かした緊張感のコントロールに長けた構成力が持つ殺傷力はやはり相当に強力で、ついリピートを繰り返してしまうんだよね。
今宵も #9 "Lai Lai Hei"、歌いまくりっス!(^^)
(Jul. 08, 2004)
満足度 : 86%