Impressions

KVAEN / The Great Below (2022)

投稿日: 2022/11/17

THE DUSKFALLに在籍した経験もあるスウェーデン人ギタリスト/マルチプレイヤーJacob Björnfotによる一人ブラック・メタル・プロジェクトKVAENの2ndアルバム。
ドラムパートはOUTLAW, SPELL OF TORMENTのTommi Tuhkalaがプレイ、それ以外の全てのパートをJacobが担当して創り上げるサウンドは、ギャアギャアと喚き声系のデス・ヴォイスとチリチリとしたコールド・リフを寒々しいメロディがうっすらと覆い尽くす、かのDESSECTIONを彷彿とさせるもの。
今では珍しいほどの「いかにもスウェディッシュ・ブラック・メタルらしいスウェディッシュ・ブラック・メタル」の侘しい刹那の響きに、悶絶が止まらない。
Jeff Loomis (ARCH ENEMY, CONQUERING DYSTOPIA, ex-NEVERMORE)とMike Wead (KING DIAMOND, MERCYFUL FATE, BIBLEBLACK, INNER FEAR, KAMLATH, ex-MEMENTO MORI, HEXENHAUS, CANDLEMASS, ABSTRAKT ALGEBRA)という大好きなギタリスト2人がゲスト参加してるという動機で聴いたんだけど、彼らの素晴らしい客演を抜きに考えても名盤レベルだと思う。Jacob自身のギター・プレイも、ネオ=クラシカル度かなり高めの大好物タイプ。
前述のスーパー・ギタリスト2人の他、NETHERBIRDのNephente Fridell (vo)、NECROPHOBICのSebastian Ramstedt (g)、FINNTROLL, ...AND OCEANSのMathias "Vreth" Lillmåns (vo)、MEADOWS ENDのRobin Mattsson (Piano)もゲスト参加。

満足度 : 92
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