現在 ANGRA で活躍する敏腕ベーシスト Felipe Andreoli を擁するブラジルのメロディック・プログレッシヴ・メタル・バンド KARMA の2ndアルバム。

元々このバンドに在籍していた Felipe は ANGRA への加入を機に脱退したが、今回、前任ベース・プレーヤである Tito Falaschi (Edu Falaschi＠ANGRA の実弟) の離脱を受けて復帰した・・・という流れ。

シンガー Thiago Bianchi の Edu Falaschi 似の声質/唱法と、それで歌われる柔和でありながらも情熱を発する旋律美は ANGRA との共通項を感じさせるが、フューチャリスティックなシンセの響きをはじめとするモダンなヴァラエティを封じ込めたテクニカル＆プログレッシヴな質感は独特のものだ。

現時点ではちょっと散漫に感じるところもあるけど、プロダクションのクオリティも極めて高いし、繰り返し聴き込むうちにだんだんいい感じに響いてきそう。

　(Jul, 26, 2006)