Impressions
LEX LEGION / Lex Legion (2026)
投稿日: 2026/06/15
Andy LaRocque (g), Pete Blakk (g), Hal Patino (b), Mikkey Dee (dr)というKING DIAMONDの黄金期を形成した『Them』(1988年)、『Conspiracy』(1989年)当時の神ラインナップが時を超えてまさかの邂逅! そしてKing様役(?)は、PAGAN'S MIND, HOLTERのNils K. Rue (vo)。
いやいやこれがこれが、メンバーの4/5が本物なので当たり前ちゃあ当たり前なんだけど、さらにNilsの超絶ハイトーンも手伝って巧く当時のKDの雰囲気を出してて終始ニヤニヤが止まらぬ内容に。Nilsは以前にPAGAN'S MINDで"At the Graves"を愛情たっぷりにカバーしてたこともあって、まさに適任中の適任だと確信できますな。
正直、音はモダンだし、キラーチューンは見当たらないし、楽曲は3〜4分台とややコンパクト過ぎてこれからという時に終わってしまう感が残念ではあるけど、Andyの独特の劇的リックの連続とMikkeyの「やっぱKDの曲にはこのドラムだよな!」と溜飲が下がりまくりのハードヒットの魅力の前には、それらは些細なことでしかないのですよ。
ただやっぱりまぁ、「激ウマシンガーと共に現代に蘇ったKING DIAMOND!」と大歓迎する自分がいる一方で、Nilsの歌が上手ければ上手いほどに、本作の音楽にKing様のあの変テコなカルトな歌声&存在感が欠如していることへの寂しさがジワジワと迫ってくるのもまた事実。一番好きなバンドは誰?と問われると食い気味に「KING DIAMOND!」と即答する大々ファンの戯言ですがね。
満足度 : 90%