Impressions
MANOWAR との「Demons, Dragons and Warriors World Tour」の一環として2005年6月14日にカナダは Montreal の Metropolis で行われた熱きショウの模様を収録した、我らが Mighty Warrior RHAPSODY 初のライヴ・アルバム。
とにかく驚かされるのが、音圧の高さと分離の良さを両立させた極上のサウンド・クオリティで、チョー密度濃く展開される絢爛たるシンフォニック・メタル・ミュージカルの魅力を余すところなく封じ込めたその完成度の高さは凄まじいばかりだ。
後日どれほどの修正を加えたのかは定かぢゃないけど (^-^;)、ほぼ完璧であると同時にスタジオ・アルバムを凌駕するエナジーを噴出するバンドのナイス・パフォーマンスにも目を瞠る。特に Fabio 様の歌唱に漲るエピカルな漢っぷりの凛々しさたるや本当に素晴らしく、濁声交じりのアグレッシヴ歌唱が高揚感を煽る煽る。#9 "The March of the Swordmaster" なんて、競演する Eric Adams (vo/MANOWAR) へのリスペクトをここぞとばかりに露にしまくりだし。(笑) もちろん、Alex Holzwarth 先生 (dr) の「神のメカニカル・ビート」も相変わらずギザアリエナスなカコヨさ!
"Land of Immortals", "Knightrider of Doom", "Power of the Dragonflame" らの My Favorite Tunes が収録されていないというアンビリーバヴォーな選曲的物足りなさはあるものの、あの伝説の来日公演を思い出して股間を濡らすには十分なこの好実況盤を聴きつつ、再び「生サーガ」を体験できる日を首を長くして待つとしましょか。
(Feb. 02, 2006)