Impressions

MALICE MIZER / Merveilles (1998)

投稿日: 1998/04/20

ひゃぁ~!ビジュアル系!? なんでー、ここってめたるのぺーじぢゃないのぉ~!・・・と色眼鏡で見るのは止めよう! 北欧白塗りブラックメタルの連中だって、言うなればビジュアル系じゃん。ワシャあ良さげな気がしたものは何でも聴くのぢゃあ~ッ!!(ふー、落ち着け、落ち着け)
MALICE MIZER はその風貌から最近のトレンド(か?)であるお化粧したロック風アレンジの歌謡バンドと同列に語られてしまいがちだが、それはとんでもない誤解である。知り合いだから擁護するわけではなく、それは余りにもコマーシャリズムとかけ離れた内容を誇るこのアルバムを聴けば明白だ。ここでは MALICE MIZER = ゴシック・バンドと言い切ってしまおう。
多彩でカラフルなパターンをもつ楽曲を、圧倒的に緻密でシンフォニックなアレンジで包み込む様は VALENCIA を彷彿させる。もちろんそれだけであれば、他のDomestic Artist にもあてはまらなくもない。それらと MALICE との決定的な違いは「ゴシックの耽美」から決して離れようとはしていない点だろう。確かに圧倒的なアルバムではないかもしれないが、シンフォニックなゴシックを好む人には一聴をお勧めする。

満足度 : 79
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