Impressions
ETHEREAL SIN / Millendium (2013)
投稿日: 2020/07/22
日本のシンフォニック・ブラック・メタル・バンド ETHEREAL SIN の2nd。
「エレジアック・ブラック・メタル」と自称するとおり“悲哀感”を強く打ち出したスタイルで、エクストリームでありながら優美な哀切メロディを軸にキャッチーに展開してゆくその手腕の高さには舌を巻くばかり。キーボード&ソプラノ・ヴォイス担当の Morgan le-Fay 嬢の存在と活躍もあってか、曲によってはゴシック・メタルの風味を感じさせる場面も。
前作について感じられた「(良い意味での)ロシアのアンダーグラウンドバンドっぽさ」が、本作では楽曲・プレイ・音質など全ての面で「本格派北欧シンフォ・ブラック」へとステージアップしたかの成長っぷりがホント嬉しい。
満足度 : 87%