Impressions
DISARMONIA MUNDI / Mind Tricks (2006)
投稿日: 2006/06/20
イタリアの天才マルチ・プレーヤ Ettore Rigotti (g,b,dr,vo,key) が主宰するエクストリーム・メタル・バンド DISARMONIA MUNDI の 3rd アルバム。
フューチャリスティックな光沢に輝く SOIL WORK に IN FLAMES を小さじ一杯振り掛けたスマートな激烈メタルは健在で、さらにアグレッションを増すとと同時に、印象的な旋律美を司るコード感から読み取れるオーセンティックなハード・ロック/ヘヴィ・メタル風味の強調が実に美味しく響いてくる。
クオリティは間違いなくUPしてるし、前作同様 Ettore の友人が弾きまくる上質なネオ=クラシカル・ギターにも悶絶を誘われる・・・んだけど、前作のインパクトがあまりにも絶大だっただけに、この新作の「予想の範囲内」と思える内容に、贅沢にも物足りなさを感じてしまうですよ。。
Björn 'Speed' Strid (vo/SOIL WORK, TERROR 2000) と Claudio Ravinale (vo,lyrics) によるツイン・デス・ヴォイスと Ettore のメロディックなクリーン・ヴォイスが絡み合う“トリプル・ヴォーカル体制”にしても、効果的なコントラストを格好良く描く場面も確かにありながら、全体的に歌パート多杉!と辟易したくなるようなネガティヴ・ポイントでもあるんだよな。
と、チョイと気になるトコロについ着目しちゃいつつも、なんだかんだ言って烈しくリピート中だったりするんだけど。(^o^;
(Jun, 14, 2006)
満足度 : 81%