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WITHIN TEMPTATION / Mother Earth (2000)

投稿日: 2000/12/20

デビュー作一枚のみで、そのバランスの取れた耽美ゴシック・マインドと女性シンガー Sharon den Adel 嬢の可憐な歌声&豊満たる美貌で女声ゴシック界の頂点の一角を占めるまでの成功を手中に収めた WITHIN TEMPTATION の超待望の新作は、予想&期待を遥かに超越した世紀末を飾るに相応しい大々傑作。
出張先で予期せず見つけたため翌日帰るまで聴けないのが我慢できなくて、街角でついつい CD WALKMAN を買ってしまった(大汗)その代金などなんら苦にならないほど素晴らしい!
トラッド/ケルト風味の哀愁を大胆に塗し、弦楽の調べの大幅な導入による派手派手で壮大なドラマティック・オーケストレーションに彩られた緩急に溢れたサウンドは、クワイヤによる宗教的荘厳さが加わってここぞと盛り上がりつつ、穏やかな癒しマインドも忘れず全編に亘るメロディのキャッチーさも含めてすべてが前作から桁違いに超グレードアップ。
メランコリックなフィドル風旋律がケルト風味全開で乱舞する、ドラマティックで威厳に満ちたアルバム・タイトル・トラック "Mother Earth" で幕を開け、可憐でありながら情念に溢れ、それでいてキャッチーなメロを紡ぐ "Ice Queen"、心に響くピアノがリードする開放的で清楚なバラード "Our Farewell"、宗教的荘厳さを持ち合わせたケルティックでヘヴィな "Caged"(お得意の印象的なスキャット系メロディラインが乱舞!)、艶かしいファルセットがたまらない演劇的な展開を見せる大作 "The Promise"、フレットレス・ベースのスムースな心地よさに身を任せたいトラッドな香り漂う穏やかな "Never-Ending Story"、極限の哀しみと安堵を交互に撒き散らしながらダイナミックに展開するこれまた大作 "Deceiver of Fool"、そしてクライマックスが待ちうけている事を予感させる不穏なイントロダクションを挟んで、ゲスト・ギタリスト Anthony Arjen Lucassen が弾く QUEEN 風オーケストレーションが冴えるギター・ソロが涙で頬を濡らし、ついでにパンツもカピカピにしながらヘッドバングせざるを得ない超キラー HM チューン、"Dark Wings" に悶絶しながらアコースティックの美しさに満ちた一級品のニュー=エイジ・チューン "In Perfect Harmony" で心地よい余韻を味わいながら幕を閉じる感動絵巻は、すべてのメロディが恐るべき泣きに包まれていて、もちろん捨て曲など一切存在しない。
本作では、男声はクワイヤやコーラスでたま~に顔を出すだけで(しかも完全にクリーン・ヴォイス!)、リード・シンギングはすべて Sharon ちゃん。透明感を増しながら情念のエモーションをも大幅に増幅したその歌声はホントにいいねぇ。
ちなみに買ったのは CD-ROM トラックとボーナストラックを収録したボーナス CD と2枚組の Limited Edition。バンドの詳細情報はもちろん、ヴィデヲクリップ、ライヴ映像、バックステージ映像、歌詞、壁紙、スクリーンセーバー、ゲーム・・・と盛りだくさんの内容が PC で楽しめマス。

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