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POWER QUEST / Neverworld (2003)

投稿日: 2003/11/20

英国産メロディック・スピード・メタル・バンド POWER QUEST の「真の日本デビュー」(苦笑)となる 2nd アルバム。

躁状態で疾走する欧州ドラマティック・メタルの醍醐味はそのままに、本作では中心人物である鍵盤奏者 Steve Williams の弾くポリシンセの響きが運んでくる80'sメインストリームなメロディック・ハード的なポップ・フィーリングを大胆に導入してるのがマジ驚き。

Karl Groom, Richard West (共に THRESHOLD), Clive Nolan (ARENA) という英国ネオ=プログレッシヴ・ロックの重鎮が関わっただけはあるそのキーボード・パートのポンプな響きが生むこの手の疾走ヨーロピアン・メタルとしては特異な感触が、この POWER QUEST の存在をスペシャルなものにしている。

そのポップ・センス溢れるアレンジと超速な疾走のミス・マッチが不思議なエキサイトメントを呼ぶスピード・チューン群の悶絶感も心地良いが、VAN HALEN meets SURVIVOR といった「メロハーな感触」が半笑いを誘う #3 "Edge of Time", #6 "For Evermore"、真っ当なバラード #5 "When I'm Gone"、そしてボーナス・トラックながらムーディな哀愁ミドルの佳曲に仕上がった #10 "Find the Way to the Top" といったモロに狙ったポップな楽曲がかなりツボだわ。

スタッカート気味にハイ・トーンを弾けさす Alessio Garavello (vo)、オリエンタルなエッセンスを絡めながらセンス良く悶絶フレーズを爆発させる Andrea Martongelli (g) の ARTHEMIS 組の働きも見事。

機械から人間へと進化したドラム・パートにまだまだ単調さを感じながらも、One of Them から変り種寸前の個性派バンドへと生まれ変わったその成長っぷりが、なんとも嬉しいね。
 (Nov. 07, 2003)

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