Impressions
PATRICK RONDAT / On the Edge (2000)
投稿日: 2000/05/20
フレンチ・ネオ=クラシカル・ギタリスト Patrick Rondat の新作。
アグレッションやパッションを柔和なストリングス系シンセで包み隠した感じの、これまで通りの一歩退いたお上品な(先入観/笑)スマート・スタイルは相変わらず。
同系統の中では Vinnie Moore が一番近い(テク/センスともに比較する以前に差は歴然だが)が、拡散の方向に視線を向けがちなこの手のギタリストのなかで、ややプログレッシヴで広がりのある作風とはいえども、ピュアなネオ=クラシカル風味に焦点を定めたその心意気は充分に買える・・・が、冗長で抑揚の希薄な楽曲にイマイチのめり込めないのが正直なところ。
また、今回はドラマーに Tommy Aldridge を迎えているものの、彼のリズムからは往年の神通力を感じ取ることはできなかった。。。
満足度 : 62%