Impressions
前作 "The Crystal Palace" がそこそこ気に入っていたノルウェー産哀しみ系ヴァイキング・デス。前作までノルウェー語だった歌詞は英詞に、そしてスリーヴデザインは垢抜け・・・と、3枚目となるこの作品で一気にクオリティを上げてきた。
朗々と勇壮なメロを歌い上げる普通声パートや、魂の高揚を誘う合唱パートを軸に、めまぐるしく大仰に展開する憂いに溢れたシンフォニックな戦いの挽歌は相変わらずの魅力ではあるが、前作でとってもいい感じだった哀愁のフォーク的アプローチは幾分後退し、絶叫ヴォーカルの露出度が高くなったのを含めシンフォニック・ブラック的な味わいが増加したのが少々残念。
満足度 : 72%