Impressions
ベイエリア・スラッシュの雄TESTAMENTの前作から約5年ぶりとなる14作目。
冒頭での顕著なデス/ブラック・メタル化に思わず腰が浮くような嬉しい驚きを感じさせられたが、その後はグルーヴ・メタル、クラシック・メタル、そしてメロウなバラードをTESTAMENT流に調理した、近年の彼ららしいヴァラエティフルな曲調がいつもどおり連なる感じに。
頭2曲で見せたブルータルなアプローチがもうちょっと多かったら良かったのに・・・と思わされつつも、Chuck Billy(vo)の分厚い咆哮は凄いし、Eric Peterson(g,vo)とAlex Skolnick(g)のギタープレイは相変わらず旨味たっぷりだし、Steve DiGiorgio(b)も印象的なベースフレーズを鳴らしまくりだし、新加入のChris Dovas(dr/ex-SEVEN SPIRES)も唖然とするほどの激烈テクニシャンだしで、プレイ的に聴き所満載な一枚となっておりました。
満足度 : 80%

