Impressions
THE REIGN OF TERROR / Sacred Ground (2001)
投稿日: 2001/02/20
シンガーに Mike Vescera を据え、まんま後期 YNGWIE MALMSTEEN のキャッチーな正統 HM 路線の音楽なのだが・・・いやはや聴いてここまで不快になるアルバムも珍しい。
世に言う「ネオ=クラシカル」と聞いて連想される音運びを、破綻したピッキングスピードで羅列する Joe Stump のなんちゃってぶりは最悪の一言で、もう勘弁してくださいと土下座モノの逸品。ペンタトニックでブルーズ・フィール漂わせたプレイはそこそこ聴けるだけに、不思議だけどね。
せっかくの Mike Vescera の歌も台無し・・・というか、結構好きだったはずの彼の大きめのゆったりしたヴィヴラートまで、この情けないバックの演奏の上に乗るとわざとらしくイヤやらしく耳障りに聴こえてくるから、Joe Stump マジで恐るべし。(苦笑)
つーかよ、あの Joe Stump だってわかっちゃいるのに買ってもうたってのが、一番の自己嫌悪。「ネオ=クラシカル」と冠されているだけでついついこんなものまで買うようになってしまうとは・・・反省反省。教訓にしよう! うがー!
しかし・・・これを一般の人が聴いて、「へぇ、これがヘヴィ・メタルねぇ」と認識するとしたら・・・考えただけでオゾマシイ!
満足度 : 16%