Impressions
CROWN OF AUTUMN / Splendours from the Dark (2011)
投稿日: 2011/10/04
イタリア産エピック・ブラック/デス・メタル・バンド CROWN OF AUTUMN の約14年ぶり(!)の2ndアルバム。
1997年の1st "The Treasures Arcane" はチープなサウンドの中に優美に漂うトラディショナルなルネッサンス風味が非常に印象的な作品だったので、まさかの2ndリリースの一報に大きな期待が押し寄せていたんだが、実際にGETして聴いてみたら・・・うーん、マァマァかなコレ。。。
ゲスト女性シンガー Milena Saracino 嬢 をフィーチュアしたり悶々とアコースティックに攻めたりしてメランコリックな美しさを演出するメロウ・パートの威力の高さは1stを想い起こさせるものの、主となるメタル・パートがメロディック・デス風味の明快なリフ/リズム・ワークと男性ノーマル・ヴォイスを大胆に強調してきたことで、元来のダークな魅力が感じ取り難くなってしまったような・・・前作で全編を覆っていた靄がすっかり晴れちゃった感じというか。うん、残念。
ちなみに。ドラマーは元 LABYRINTH, VISION DIVINE の達人 Matt Stancioiu デス。
満足度 : 72%