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STARBREAKER / Starbreaker (2005)

投稿日: 2005/04/20

Tony Harnell (vo/TNT, WESTWORLD), Magnus Karlsson (g,key/LAST TRIBE), John Macaluso (dr/TNT, ARK) を擁する多国籍メロディック・メタル・バンド STARBREAKER のデビュー作。

Magnus Karlsson のペンによる楽曲を Frontiers Records お抱え(?)プロデューサでもある Fabrizio Grossi (b) が前述の3人の特性を見事に生かして纏め上げたそのサウンドは、WESTWORLD のメロディを LAST TRIBE のテクニカルなスリルと ARK のプログレッシヴなグルーヴで彩ったかの、まさにこのメンツならではと感じさせる各要素の鬩ぎ合いがメチャ美味しいわ。

印象的なリーダー・トラック #2 "Lies" や正統欧州メタル色強くドライヴする #12 "Save Yourself" らの佳曲に代表される、テクニカルなグルーヴに支えられたややダークなヘヴィさを下敷きにキャッチーな耳触りのクリアなメロディが煌びやかに炸裂する楽曲群の、確かに“ヘヴィ・メタル”でありながらもその中心からちょっと距離を置いたところでアダルトなタッチでアンサンブルを奏でる様は、音楽性こそ異なれど立ち居地的には MASTERPLAN に近いとも思えたな。

そんな STARBREAKER の色を決定付けているのは、紛れもなく Tony Harnell の素晴らしい歌唱だろう。持ち前のナイーヴな透明感だけではなく珍しいほどのストロングさまでも絡める完全にコントロールされた驚異的な極上ハイトーン・ヴォイスは、年輪と共にますますエネルギーと旨味を増しているかの溌剌とした響きが実に魅力的。ホント聴くたびに、「早く DREAM THEATER に加入してくれ~」という思いが募ってしまうよ。(苦笑)

そして予想外に耳を惹くのが Fabrizio Grossi がプレイするランニング・ベース・ライン。これまでは裏方的役割が多かった彼だが、他の3人の猛者に決して引けをとらぬハイレベルな技巧/センスで John Macaluso と共に有機的なヴァイヴを牽引するその存在感の大きさは、「凄腕ベース・プレーヤ」としてのアピールに見事に成功している感じ。

あ、Magnus Karlsson は言わずもがなで相変わらずスゲーから割愛デス。(汗)

中盤、メロ運びのパターンがやや少なめでは?と思わせる場面があるものの、この独特のマジック/ケミストリを感じるハイ・クオリティな音像にはオレ的リピートを誘う魔力がたっぷり。なーんか短命そうなイメージあるけど、是非このまましばらく活動を続けてもらってもう何枚か聴かせてくれたら嬉しいッスな。

 (Apr. 06, 2005)

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