Impressions
前作と同じ布陣で制作された 3rd アルバムは、女神(なのか!?/笑)Kimberly Goss の堂々たるメタル・シンガロングがこれまで以上に冴え渡る、まさに正統ヘヴィ・メタルな仕上がり。
華麗かつエキサイティングなテクニカル・プレイに Alexi Laiho & Roope Latvala のスーパー・ギター・コンビと粘りのあるベース&ラウドなテクニカル・ドラムによる地力あるリズム隊という世界最高レベルの演奏陣に支えられた Kimberly Goss の歌唱はその特異なキャラ(失礼!)を差し引いて考えても素晴らしく、なにより「メタル愛」の噴出が感じられるのが◎。
だが、デス・メタル仕込みのアグレッションが噴出するソリッドな楽曲群の輝きはこれまでになく鈍めで、硬質なエネルギー全開の一本調子さがどーにも飽きを誘うなぁ。Alexi Laiho のデス・シャウトを絡めたり(あぁ美しきかなメタル夫婦善哉)と新しい試みへのチャレンジは買えるが、今回はそれが結実どうのうと言う前に楽曲自体にあまり魅力を見出すことが出来なかった・・・。また次作ね。
あ、オレは Alexi Laiho より Roope Latvala のプレイの方が全然好み~!
満足度 : 78%