Impressions
NIGHTSCAPE / Symphony of the Night (2005)
投稿日: 2005/10/20
スウェーデン産メロディック・メタル・バンド NIGHTSCAPE のデビュー・アルバム。
SONATA ARCTICA に通じる美旋律疾走系ヨーロピアン・メタルを身上とする20歳そこそこの若いメンバーで構成されたバンドだけど、全編に塗された初期 DRAGONLAND や SUPREME MAJESTY に通じる 80's 北欧ネオ=クラシカル・メタル・フィーリングに、ついついグッと来させられちゃうわ、コレ。
アレンジの端々に TALK OF THE TOWN 的な雰囲気を感じさせたりする美味しいオープニング・チューン #1 "The Haunted Hill"、SILVER MOUNTAIN 的に強引なクラシカルさの魅力が際立つ #6 "The Serpent King"(普通この曲名だけで悶死しなくね?)など北欧ネオ=クラシカルの血流が悶々と脈打つ楽曲の数々は、シンガー Simon Akesson の垢抜けない北欧田舎系ハイトーン(褒めてマス)と Joakim Wiklund & Pontus Akesson のギター・チームによるテク的には未熟な粗さを持ちながらも琴線に触れるアンサンブルの妙が得も言えぬ悶絶感を生む逸品揃い。
まだまだ全曲印象的ってワケぢゃないし随所に稚拙な部分も存在するけど、オヤジ北欧メタラー的に無条件に肯定しちゃうに足りる「何か」が確かにここには存在するんだよね。ってことで、今後にも超期待デス。
(Oct. 10, 2005)
満足度 : 85%