Impressions
RICHARD ANDERSSON'S SPACE ODYSSEY / Tears of the Sun (2006)
投稿日: 2006/12/20
スウェーデンが誇る鍵盤魔人 Richard Andersson 率いる SPACE ODYSSEY の3rdアルバム。
作毎にスタイルを変化させている彼らだが、前作を最後に離脱した Nils Patrik Johansson (vo/WUTHERING HEIGHTS, ASTRAL DOORS) の後任として ANDROMEDA のシンガー David Fremberg を迎えた本作では、その David の Tony Martin (ex-BLACK SABBATH), David Coverdale (WHITESNAKE) を思わせるなかなかな巧さを漂わせる熱唱に合わせてか、後期 BLACK SABBATH や WHITESNAKE を連想させる(≒ネタ元とした/苦笑)70~80年代型の王道ハード・ロックを標榜することにしたらしい。
David の歌唱は、前任者ほどではないにしろ「暑苦しい系」とも呼べそうな雰囲気を醸し出してて、その交代による違和感は意外なほどに少ない感じ。・・・ってか、それ以前にバンドの路線的に違和感あるだろ。(汗) Richard 自身や Magnus Nilsson (g) によるテクニカル・プレイのスリルを抑えてまでこの路線の音楽をこの名義でやることの意味がよくわからないんだけど・・・ま、質的にはソコソコに楽しめるものに仕上がってるのは確かなので、これはこれでいいか~。
(Dec, 03, 2006)
満足度 : 79%