Impressions

LORDI / The Arockalypse (2006)

投稿日: 2006/03/20

フィンランドのメロディック・ショック・メタル・モンスターズ LORDI の 3nd アルバム。

Dee Snider (vo/TWISTED SISTER) がアナウンサーに扮してのモンスター侵略の実況シーン #1 "SCG3 Special Report" に導かれて流れ出す楽曲は、前2作よりはややスリージーな軽快さを増したかな?と思えるものの、大筋は変わらぬ '80s MTV 系哀愁ハード・ロック/ポップど真ん中なスタイルが相変わらず嬉しい。

しっかし、主役である Lordi (vo) の哀愁たっぷりのダミ声・・・今回もホント素敵に響いてるわ。正直、楽曲自体は 1st ほどには猛烈な哀感を発していないものの、この汚くもカリスマティックな独特の声質で歌われる叙情メロディが発するメランコリーは、聴くほどにこの小さな胸にジーンと染み渡る・・・。

そんな魅惑の悪声と哀愁の曲調がコラボる印象からこれまでも聴いてて常々 ACCEPT を連想する場面があったんだけど、本作ではついに本家 ACCEPTUdo Dirkschneider (vo) がゲストで参加! #8 "They Only Come Out at Night" で全く違和感のない(笑)LORDI 節を聴かせてくれる様には涙がチョチョ切れまくりデス。

ちなみに、いつの間にかメンバーチェンジが敢行されていてベースと鍵盤がそれぞれ Ox, Awa なる怪物に変わっているが、言われなきゃ単なる着ぐるみのマイナーチェンジかと思っちゃうところが凄い。(笑) Awa はスカート穿いてるので前任の Enary 同様に女子だと思うんだけど・・・実のところはどうなんだろ?(重要)

 (Mar. 29, 2006)

満足度 : 85
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