Impressions
オランダのシンフォニック・ゴシック・メタル・バンド EPICA の、2008年6月14日にハンガリーで行われたミシュコルツ国際オペラ祭における40人編成のオーケストラと30名の合唱団を従えたスペシャル・ショウの模様を収録した2枚組ライヴ・アルバム。
ショウは、クラシックの名曲や映画音楽を採り上げた“CLASSICAL SET”と、バンドのレパートリーをプレイする“EPICA SET”の二部構成。楽器陣のプレイに特に個性があるバンドではないので、「メタル的なエッジが加わった」以外の特色が見出せない前者の意義はかなり希薄だが、後者ではアルバムに備わっていたシンフォニックな味わいを格段にスケール・アップさせたゴージャスなダイナミクスが楽しめる。
といっても、元々決め曲がないので、雰囲気に悶えつつも結局はサラっと流れていってしまうんだけど。(汗) でもこうして聴くと Simone Simons タン (♀vo) はホント上手くなったなぁ。(しみじみ)
(May, 11, 2009)
満足度 : 75%