Impressions
VISION DIVINE / The Perfect Machine (2005)
投稿日: 2005/10/20
イタリアン・メロディック・パワー・メタル・バンド VISION DIVINE の 4th アルバム。
奇跡の逸材シンガー Michele Luppi の伸びやかな超強力クリア・ヴォイスが天から降り注ぐ欧州型メロディック・メタルは、彼が加入した前作の延長線上に位置すると言えるスタイル。
それぞれの楽曲にはさほど目新しさはないが、先日の初来日公演に参戦した時の強烈な印象を経てサウンドとヴィジュアルが脳内で連動するようになったせいか、各人のプレイの味わいがよりダイレクトに伝わろうとしてくるバイオ感が心地良い。
って、Luppi タンの極上歌唱がさらに輝きを増してたり Oleg Smirnoff (key) の近未来的キーボードの良質な押しの強さが生々しく迫ってきたりするのと同様に、ついにベールを脱いじゃった Olaf Thorsen (g)の例のアレなギター・ワーク(苦笑)までもがコレまで以上に拙く響いちゃったり、コーラス・パートの人工的な触感がここでも過剰に気になっちゃったり・・・と、マイナス方向にもバッチリ作用ちゃってるんだけど。。(汗)
まぁ何はともあれ、ラストに日本盤ボーナス・トラックとして収録された QUEENSRYCHE のカヴァー #10 "The Needle Lies" での見事な歌いっぷりも含めて、Luppi タンの魅力を存分に堪能できることは確かッス。ホンット巧いわ。(ため息)
(Oct. 25, 2005)
満足度 : 86%