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AMORPHIS / Tuonela (1999)

投稿日: 1999/04/20

AMORPHIS、変わった? そうかなぁ。私にとっちゃあ "Tales from the Thousand Lakes"、そして続く "Elegy" で私を魅了した部分 ----私が AMORPHIS に最も期待する部分---- は、この待望の新作 "Tuonela" においても些かも失われていない。
確かにもう完全にデスではない。(デスヴォイスパートはわずかながら残っているがね)その独特のリリカルなメロディを配したサイケデリックでプログレッシヴなヘヴィ・ロックは、70年代的なグルーヴに包まれながらもそれぞれの楽曲は「泣き」の方角にベクトルを放射しており、ライナーで Masa Ito が触れているとおり、かの KINGSTONE WALL を強烈に彷彿させる。とにかくその繊細に構築された唯一無二の寂涼世界の存在感は圧倒的だ。
Esa Holopainen が弾き出すメランコリックなクサい泣きメロや、ゲストながら曲のフックの中核を成す Santeri Kallio の見事なまでにオールドファッションな鍵盤ワーク、そして名人 Sakari Kukko によるサックス/フルートの味付けも重要なファクターであるのはもちろんだが、何より音楽として一級品の格を与えているのは、紛れもなくドラマー Pekka Kasari の優れた力量に拠るものだと確信できる。
Pasi Koskinen の歌は悪くはないが、正直なところ、こうなってくるともっと巧いヴォーカルで聴きたくなってくるね~。
慟哭の哀愁世界にドップリと気持ち良~く浸れる傑作だ。(99/04/11)

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満足度 : 89
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