Impressions
前作から約3年ぶりとなった5th。大仰なシンフォニック志向全開だった前作の反動か、土着感溢れる民俗臭を推し出した地に足の付いた作風に揺れ戻った印象。朗々と綴られる勇壮なヴァイキング慕情は、疾走に頼らずとも些かの揺るぎなし。
従前の彼ららしい疾走曲 #6 "Retribution Shall be Mine" ももちろん良いが、勇猛なドラマティカ溢れる #8 "Pohjola"、風景美に包まれる劇的な大曲 #10 "Passion, Proof, Power" あたりの「本作ならではの ENSIFERUM らしさ」が特にツボ。
満足度 : 87%