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SATURNUS / Veronika Decides to Die (2006)

投稿日: 2006/05/20

デンマークのゴシック/ドゥーム・デス・メタル・バンド SATURNUS の 3rd アルバム。

最高なジャケだった前作 "Martyre" から6年、まさか生き長らえているとは思わなかっただけにこのCDを手にした感慨もひとしおだけど、内容的にも初期 ANATHEMA な美鬱サウンドはさらに鬱度を増していて嬉しい限り。

ツイン・ギターの美麗アンサンブルを核とした沈痛なる悲愴フィールがスロー&ディープに沈み込む様は、荒涼たる黄泉の国に木霊する死者たちの嘆きのよう。シンガー Thomas A.G. Jensen が操るノーマル・ヴォイスな呟きと寒々しいグロウル、そして Tais Pedersen & Peter Erecius Poulsen のギター・チームによるエモーショナルに咽び泣くギター・ワークが齎す情感のその豊かさは、上質なブルーズ・ロックの領域に迫る勢いで、いきなり10分超なオープニング大作 #1 "I Long" で、静寂なピアノが悲哀を鳴らすイントロを経てバンドの鬱気が一気に爆発した瞬間に・・・あっけなく降参って感じですわ。

まぁ冷静に聴けば抑揚に欠ける平坦な造りだし、要所で哀しみを演出するストリングス・セクションが妙にシンセっぽいのに興を削がれたりすることもあるけれども、深夜に一人酒と共にこの身をドーミィに揺らしてくれるそのムードはホント最高。

てか、今のオレにとってこの鬱気の高さはリアルに辛いんだけどなぁ。。orz

 (May 22, 2006)

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