Impressions
オーストラリア産メロディック・デス・メタルバンドBE'LAKORの4thアルバムは、大手Napalmからのリリースという大出世。
それに伴い(?)南半球のバンドらしからぬ本格的北欧慟哭メロディック・デス・メタル・サウンドを真摯に追求していた前3作の中にもしっかりとバンドの魅力として存在していたアトモスフェリックでアンビエントな浮遊感を極端なまでに打ち出した、プログレッシヴ側に振り切った作風に大変化。
個人的には、あの「ツタツタツタツタ・・・」という2ビートリズムにルート音中心の単音メロディを連ねるスタイルのやや幼稚で類型的な感じがちょいとアレだったので(←このバンドに限らず、メロデス全般において)、それを封印してスペーシーとも言える知的な拡散を大増量した決断は大歓迎よ。
満足度 : 85%