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WESTWORLD / Westworld (1998)

投稿日: 1998/12/20

やっぱ Tony Harnell (ex.TNT)、叙情メロを唄わせたらマジ凄いね。ピッチ、ヴェロシティ、緩急、そして情念インプット・・・完璧だ!! そして Mark Reale (RIOT) のギターも相変わらずの泣きっぷり。しかし・・・
確かに、彼らの経歴から勝手に期待してしまった泣きまた泣きの透明感溢れる世界ではない。聴くものすべての脳裏に往年の TNT の勇姿を思い出させる威力のあるオープニングの "Illusions" で振り上げたガッツ・ポーズは、2曲目が始まった瞬間に虚しく空を切るかもしれない。・・・そう、現在の Tony Harnell のモダンな作風が色濃く映し出されているのだ。が、しかし! 今回はメロディ自体が叙情の煌きに包まれている。こうなってくると、ヴォーカル周りの濃密なアレンジのモダンセンスが心地好くなってくる。
最初は各曲でこれでもかと炸裂するオーソドックスな泣きのギターの魅力が、楽曲を「正統派」の方角に一生懸命舵取りしているように感じた。それが嬉しかった。確かにグッと来るフレーズ満載だ。たが、Mark Reale (RIOT) の馬鹿正直一直線の「ナチュラル・オーヴァードライヴィング・マーシャル・サウンド+粘っこい泣きのペンタトニック・プレイ」のシンプルな響きは、この Tony Harnell ワールド(そこまで言うか。これって Mark Reale が中心だったような… ^_^;)には少々似合わない。 John Petrucci (DREAM THEATER)あたりの「器用でエモーショナル」な人材であればこの妙な違和感は無かったかも・・・あ、この際 DREAM THEATER に入っちゃうってのはどお!?(暴言!/汗)
とかなんとか「モダン賛歌」を謳いつつも、本作品中で唯一モダン臭が皆無かつ至高の哀愁&透明感に満ちた、弦楽器&ゴスペル総動員で感動の涙を搾り取るドラマティックなラブ・ソング "Heart Song" 一曲で充分 2,548 円ペイした気分の私・・・(苦笑) 良い曲です。泣けます。

余談だが本作にてかなりフィーチュアされているキーボード、そしてヴァイオリンを弾いているのはアノ Mark Wood。(エンジニアも担当) いっそプロジェクトメンバーに名を連ねちゃった方が、マニア心を擽って売れたような気が・・・(^_^;)

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