Impressions

NIGHTSHADE / Wielding the Scythe (2001)

投稿日: 2002/01/20

スウェディッシュ・メロディック・デスのニュー・カマー NIGHTSHADE のデビュー盤。Scarlet レーベルつーことでワンランク上の期待を胸にプレイボタンをポチっと押したが、その内容はそんな過剰な期待にまずまず応えてくれていて一安心。
激しく喚くデス・ヴォイスが乗るのは、ネオ=クラシカル・ギターにブリリアントなキーボードによるピチカートな装飾そしてアンニュイな女声(ちょっとだけね)が絡む一聴するに耳惹きの強い THRONE OF CHAOS, KALMAR に通じる正統メタル型慟哭メロディック・デス。適度のスピードでドライヴする印象的なリフに切り込んでくる叙情の暗黒ワルツが程よく琴線を刺激するのが心地よいよい。
歌よりも演奏や曲展開を聴かせようとしているのか、なかなか頑張っているシンガー Daniel Kvist の激情歌唱の音量が小さめであったり、ギタリスト Snake Stevens の魅力的なタッチのウェットな早弾きや女声パートがもっともっと聴きたかったり・・・という欲求は起これど、楽曲の骨格がまずカッコイイのでついついこの全39分間をリピートしちゃうんだな。あ、この短さが一番物足りない!

満足度 : 83
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