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HOUSE OF LORDS / World Upside Down (2006)

投稿日: 2006/06/20

米産メロディック・ハード・ロック・バンド HOUSE OF LORDS の、約12年振りに復活した前作から約2年振りとなる 5th アルバム。

前作では何故か不参加だった鍵盤天使(笑)Gregg Giuffria が“Key production”というワケワカメな肩書き(つまりは鍵盤パートの監修?)でメンバーとして名を連ねる本作は、その再合流効果か、ちょいダメ復活作だった前作の悪夢を完全に無に帰す快心の「真の復活作」となった。

ソウルフルかつ明快な堂々たる歌唱、ヒーロー然とした存在感を主張するテクニカルなギター・パート、完全にプロフェッショナルな華麗なるキーボード、要所でしっかりとツーバスを踏み込む重厚なメタル・エッジ、泣きの入った欧風な哀愁、大陸的な乾いた縦ノリ感など、当時のメインストリームなU.S.メロハーの息吹を完全に再現した楽曲群の出来の良さは恐ろしいほどで、荘厳なチャーチ・オルガンに導かれる様式美バリバリ(死語)なイントロダクション #1 "Mask of Eternity" からなだれ込む哀愁ダダ漏れな必殺オープニング・チューン #2 "These are the Times"、壮麗なミドル・ドライヴが極上の哀感を運んでくる #3 "All the Way to Heaven"、ガット・ギターによる哀しみの小曲をイントロに持つ切なさ全開のパワー・バラード #4 "Field of Shattered Dreams"、まさに絵に描いたような哀愁メロハー具合に禿しく悶絶な #8 "Million Miles"、イントロのチョーキング一発で原型を留めないほどに顔が歪んじゃう #9 "Your Eyes"、サビの頭3音に無条件に瞬殺されつつネオクラ魂炸裂なソロでダメ押しのキラー・チューン #10 "Ghost of Time"・・・と、名盤である 1st を差し置いて本作が最高傑作かもと思えるほどに佳曲満載なのが凄い。

年月を経たなりの荒さもありつつ本質的な求心力は一切衰えをみせていない James Christian (vo,g) の味わい深い熱唱が本作の魅力をリードしているのはもちろんだけど、オレ的には新ギタリスト Jimi Bell (g/MVP, ROB ROCK, CANNATA/ARC ANGEL, WAYNE, THUNDERHEAD) のパッショネイトにフラッシュする燃え盛る火の玉の如きエモーショナル・プレイが大きくフィーチュアされているのが何より嬉しいのデス。

 (Jun, 06, 2006)

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