Impressions

CRIMFALL / As the Path Unfolds (2009)

投稿日: 2009/05/20

TACERE を脱退した爆乳美女シンガー Helena Haaparanta 嬢を擁するフィンランド産シンフォニック・フォーク/ヴァイキング・メタル・バンド CRIMFALL のデビュー・アルバム。

たっぷりの民族風メロディと壮麗なオーケストレーションを纏ったエピカルな楽曲群はメジャー級のクオリティを備え、デス/クリーンをスイッチする男声(by Mikko Hakkinen (TWILIGHT OPHERA))と卓越した歌唱を聴かせる Helena 嬢の強力なツイン・ヴォーカル体制もフォーク/ヴァイキング系の中では異色の特長・・・と、強力な新バンドの登場に胸が高鳴る。

・・・が、とにもかくにも全編に於いて「節操のなさ」が気にかかる。北欧~ケルティック系のイメージを打ち出しながら一部で中東風エスニック色をも採り入ているのはまだイイとして、TURISAS, ENSIFERUM, KORPIKLAANI から NIGHTWISH に至るまで「何でもあり」的な楽曲のインスピレーション元があまりにも透けて見え過ぎるのが「本気度の低さ」を感じさせてしまっているんだよなぁ。非常によく出来た悪くない作品ではあるんだけど・・・。

ちなみに、本作にはセッション・ミュージシャンとして FINNTROLL, MOONSORROWHenri "Trollhorn" Sorvali がベース・パートを、NAILDOWN, HANGING GARDENJanne Jukarainen がドラム・パートをそれぞれ担当。
 (May, 12, 2009)

満足度 : 79
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