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ACCEPT / Blood of the Nations (2010)

投稿日: 2010/09/29

ドイツが誇る質実剛健な鋼鉄神 ACCEPT の、前作から約14年ぶりとなる12thアルバム。

1986年の傑作 “Russian Roulette” を最後に脱退した Udo Dirkschneider (vo) が90年代に入って出戻ってリリースした3枚のアルバムが相当にイマイチで、1996年に前作 “Predetor” を出した後もなんだかよく判らない状態が続いたことで、俺内では ACCEPT はライヴでの名曲の連発こそノスタルジックに楽しめれど、スタジオ・ワーク的にはもう終わったバンドと思ってた。

・・・が、今年に入ってその ACCEPT が突如復活!? しかも Udo は不在? シンガーはかの米産豪快パワー・メタル・バンド TT QUICKMark Tornillo!? TT QUICK はその Tony も含めて好きだったが、さすがに ACCEPT 自体がこの20年間ずっとダメダメだったってことで何の期待もできず・・・と思いきや! と お 思 い き や っ !

いやはや、メッチャクチャ素晴らしいですコレ!(驚) 新ヴォーカルの TonyACCEPT には欠かせない Udo 風味の金切り声+独自の表現力で期待以上の健闘を見せているのはもちろん、収録された楽曲すべてが90年代の悪夢を闇に葬り去るような、まるで黄金時代のようなエネルギーと構築美をここに来て完ッ全に取り戻していることに大きく驚かされる。

スピーディな高揚感が完全復活を告げる好オープニング・チューン #1 “Beat the Bastards”、老獪な躍動の中に極上のガッツが漲るリーダー・トラック #2 “Teutonic Terror”、地に足の着いた骨太なヘヴィネスに震えるタイトル・トラック #4 “Blood of the Nations”、演歌魂すら感じさせる泣きのメロウ・サイド #8 “Kill the Pain”、そして日本盤ボーナス・トラックながら本編以上のド名曲っぷりがヤヴァ過ぎるラストの #14 “Land of the Free” ら、ヴァラエティに富みつつも最も得意とするミドル・テンポの楽曲を大きく充実させたラインナップは、かつて80年代の ACCEPT が標榜していた“ヘヴィ・メタルの中のヘヴィ・メタル”そのもので、聴くたびにまるで中高生のように筆箱に意味もなくマジックで「HEAVY METAL!」って書いたり、机に彫刻刀でロゴを彫りたくなるほど。(懐)

「奇跡の人選」との思いを禁じ得ない Tony の歌声の魅力も然ることながら、やはりMYメタル・ハートがときめくのは全編でこれでもかとフィーチュアされた Wolf Hoffmann (g) の図太くも美しいギター・ワーク。強靭なリフに流麗なエモーションが覆いかぶさってくる様の連続には「これぞ ACCEPT !」と胸を熱くしながら柏手打ちまくりですよ奥さん!

そして Peter Baltes (b) の風貌の変わらなさは異常。(笑) そして是非次のアルバムでは昔のようにその Peter に1曲リード・ヴォーカルをとって欲しいなぁ。

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