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AKIN / The Way Things End (2011)

投稿日: 2011/07/20

2001年に傑作デビュー作 "Verse" で登場したものの2003年のEP "Forecast" を最後に沈黙してしまっていたおフランスのゴシック/プログレッシヴ・メタル・バンド AKIN がなんと生きていた!

10年ぶりのフルレンス作となるこの2ndでもメンバー構成はほぼ変わらず、フルート奏者&鍵盤奏者を含むツインギターという7人の正メンバーにゲストで弦楽四重奏+αを加えて、再び優美かつダイナミックな叙情ロックを奏でてくれている。

クリアなマイルドネスの中で熟達のプレイアビリティが緻密かつ大胆にプログレスする(←自分で書いててワケがわからなくなってきたw)楽曲は、そのスタイルの幅を前作よりも随分と広げてきたようで、音像的にもゴシック色薄めに(って、もともと薄いけど)フュージョンっぽい軽やかさとオルタナ・ライクなドライ味をやや増した感じ。とはいえ、この AKIN の魅力の本質であるいかにもおフランス的なユーロ・ポップ風味はその変化によって損なわれているわけではなく、むしろその味わいを強めたかのよう。 #10 "Resilience" に代表される劇的なプログレッシヴ風味も嬉しくなるほどに健在だ。

プレイ面では、端正な明快歌唱を聴かせる女性シンガー Adeline Gurtner 嬢と終始ハイセンスなエモーショナル・プレイを紡ぎ続けるリード・ギタリスト Matthieu Baker 両名の表現力が更なる向上を果たしている点、そしてダラブッカ、ディルルバ、ジャンベなどの民族楽器をフィーチュアしてエスニックな妙味を生み出している点も見逃せない。

気軽に聴ける耳触りの良さと濃密なエモーション/スリルが絶妙なバランスで共存する、長く待たされただけのことはある強力な一枚!

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