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DARK MOOR / Ancestral Romance (2010)

投稿日: 2010/12/31

西班牙が誇るオーケストラル・メタル・バンド DARK MOOR の8thアルバム。

初代の Elisa C. Martín (vo/DREAMAKER, HAMKA, ex-FAIRYLAND) から現在の Alfred Romero にシンガーをスイッチした4th以降はクラシック音楽とヘヴィ・メタルの劇的な融合を狙う路線を進み、前々作〜前作でその優美な魅力を完全に開花させた感のある彼らだが、本作も引き続きその個性を見事に封じ込めることに成功、ここに堂々たる出来栄えの新作が届けられた。

Imperial Choir of RivendelArkham Filarmonic Orchestra による生オケ&生クワイアをこれまで以上に前面に推し出し、Berenice Musa 嬢 (♀vo/TEARS OF MARTYR) による気高いソプラノも適所でフィーチュアしながら、従前のクラシカルな気品はその上品さに更に磨きをかけたよう。

クラシック度満点に重厚にスタートする #1 “Gadir” に始まり、初期っぽさ満点の悶絶クサ疾走に変な汁が出てくる #3 “Alaric De Marnac”、意外にもバンド初のスペイン語歌詞が激ハマりの劇的な #7 “Canción Del Pirata” らの名曲レベル群を含む楽曲はアーティスティックなヴァラエティにも富んだもので、その感触はロックオペラ風でもあり。そう考えると、ちょっと浮き気味の QUEEN 風 パーティ・ロック #5 “Just Rock” も全編を構成する必要なパーツとして馴染んでくるね。

特筆すべきは、いきなり EXILE 風のルックス(笑)に変貌した Alfred による、漢の色気を振り撒く熱唱の素晴らしさ。これまでもナイーヴな繊細さに徐々に力強さを蓄えて独特の魅力を発して来てはいたけど、本作で聴かせるガッツィーな吹っ切れ方は惚れ惚れするほどにカッコイイですわ。日本盤ボーナストラック #11 “E Lucevan Le Stelle” での Luciano Pavarotti ばりのテノール歌唱もお見事。

加えて、昨年加入した新ベーシスト Mario García (ex-PANZER) が相当な使い手ってものナニゲにポイント高いし!

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