Impressions

PLATITUDE / Silence Speaks (2005)

投稿日: 2005/12/20

スウェーデンのメロディック・メタル・バンド PLATITUDE の 3rd アルバム。

贅沢にも2人ずつ擁していたギターとキーボードをそれぞれ1人ずつにシェイプアップして5人編成となった新たな布陣で制作された本作は、前作 "Nine" で見せたプログレッシヴ・メタル化をさらに進行させると同時に、なんとAOR/メロディック・ハード的なモダン・アプローチを「方向転換」と思えるほどに大幅に導入。(驚)

ダイナミックかつスリリングに展開する洗練された美しい欧州メタルは間違いなく高品質だし、この大胆な変化が決して優柔不断なものではなく脱皮を繰り返した正当な進化だと思わせる説得力に満ちている楽曲とプレイは、コレはコレとして十分以上に楽しめる・・・が、やっぱ彼らの最大の魅力として認識していた「往年の80's北欧メタル風味」をここに来て完全に失ってしまったのはチョイと痛いよなぁ・・・。

あわせて、本作からドラマーが RICHIRD ANDERSON'S SPACE ODYSSEY にも籍を置く若干17才の超 Virgil Donati タイプなテクニシャン Andreas Brobjer にチェンジしているけど、それもまた超パワー・ヒッターな前任者 Marcus Hoher の方がよかった・・・と思えてしまうのでありました。

 (Dec. 28, 2005)

満足度 : 81
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