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LOST HORIZON / Awakening the World (2001)

投稿日: 2001/03/20

うをーーー! 燃えるね! こりゃ!

映画 HIGHLANDER の世界観に基づく戦士の装束に身を包み、顔にはペイントを施した稀代のメタルバカ 4 人組 LOST HORIZON のデビュー作は、「メタルが好きで良かった!」と目の幅の涙を滝のように流しながらプラトーン・ポーズでガッツポーズを取らざるを得ない、まさにメタル・ニュー・ミレニアムを祝うが如くのメタル救世主降誕の瞬間を感じさせる傑作。
Oscar Dronjak 様 (HAMMERFALL) を超えるクサレ・メタル・ヲリアー振りがたのもしい、気合の入りきった形相のギタリスト Trancendental Protagonist こと Wojtek Lisicki がそのすべてを手がける、漢気に満ちた熱過ぎる楽曲は、ライヴで会場を一体とせんがための合いの手系シンガロングたっぷりの、メタル美学溢るる逸品揃い。
嬉しいのは北欧の哀愁がたっぷりと封入されている点で、その心意気には心から共感するものの、演奏力&楽曲のせいで全面的な支持にはちょいと躊躇するものがある HAMMERFALL、またそれらの難点をクリアし心の拠り所となっていた METALIUM ら新たなメタル・リーダー達をこの LOST HORIZON が遥かに凌駕すると確信させるのは、彼らと同様な漢メタルでありながらヘヴィ・メタルにおいて「攻撃性」と並んで重要な要素である、その「泣き」と「愁い」が充実しているところなんだよね。
そして不安要素皆無なメジャー感たっぷりの演奏が生み出す激情の主役は、紛れもなくスキン=ヘッド・シンガー Ethereal Masgnanimus こと Daniel Heiman だろう。攻撃的なダーティーさとスムースな湿り気を好バランスでここぞという場面場面に絶妙に配し、パワフル=ウィスパーやデス一歩手間の吐き捨て、クリアなハイ・トーンを自在に操りながら、メロディックで心に迫る歌唱は、Eric Adams の堂々さと Bruce Dickinson のセンス、そして Joey Tempest の豊かなポップ・センスまでも包含した素晴らしいシンガーの登場だ!

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