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SILENT STREAM OF GODLESS ELEGY / Navaz (2011)

投稿日: 2011/02/16

「神盤」という言葉だけでは到底表現しきれぬ素晴らしさを誇った究極の名作 "Relic Dances" から約6年。ようやくここに届いたチェコ産フォーク/ゴシック/ドゥーム・メタル・バンド SILENT STREAM OF GODLESS ELEGY の5thアルバムは、長く待たされただけのことはある極上の一枚となった。

男女ツイン・ヴォーカル、ツイン・ギターに二人の弦楽陣を加えた8人編成で築き上げる、重く沈み込むドゥーミーなダークネスの上で哀愁の民俗的旋律が躍動的に舞い踊るプログレ・フォークな風合いの美味しさは、本作でもしっっっかりと健在。全編から止め処なく溢れ出す自然体の中欧〜中東ヴァイヴこそ ORPHANED LAND にも通じるものだけど、この SILENT STREAM OF GODLESS ELEGY は、Hanka Nogolova 嬢 (♀vo) によるたおやかな民謡風歌唱と Michal Sýkora (violoncello) & Pavel Zouhar (violin) 両名が終始奏で続ける弦楽の調べが、なんとも魅力的な辺境ゴシック風味を生み出している点がホント個性的なんだよなぁ。

前作と比較するならば、その楽曲群は漆黒の暗味をやや低減しその分フォーキーな幽玄さを強めた印象で、さらなる深遠さに彩られた伝承世界を奇跡のアンサンブルで描いてゆく様の圧倒的な凄みの前には「悶絶しない瞬間」など一秒たりとも存在しないと断言したくなるほど。ゴシカルな美しさを武器に重厚に哀感を綴る #4 "Přísahám"、ついつい踊りだしたくなる土着的なメタル・ダンス・チューン #5 "Slava"、切ない欧州慕情をプログレッシヴなストラクチャーの中に見事に封じ込めた #8 "Pramen, Co Ví" とか、ホントも〜タマランです。

しっかし、いつになったら彼らのライヴを体験できる日が来るのかね・・・。

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