Impressions
2004年の最初のアナウンス以来長らくリリースが見送られていた和蘭のナル系ハード・ポップ貴公子 Robby Valentine 様の 7th アルバムが、この度ようやく Frontiers からリリース。
QUEEN をはじめ ELO, David Bowie, Tori Amos, LED ZEPPELIN, Prince, Roy Orbison らの '70~'80s から果ては BACKSTREET BOYS, Britney Spears に至るまで、ポップ・ミュージックへのオマージュをカミング・アウトするドラマティックなパクリッシュ・ポップは、今回も安心の Robby 様ワールド。
今回、妙に寄せ集め感が強いのと、一部で見せるヘヴィでモダンなアプローチが「超上っ面舐めただけタイプ」なのがやや気になりつつも、ZINATRA の名曲 "Love Never Dies" を彷彿させるドラマティックなピアノ・バラード #5 "The Cold and Lonely Lie"、ティピカル AOR ハードの佳曲と言うに相応しい #11 "How Many Times" の2曲がカナーリの素晴らしさだったので、万事オーケー。
ちなみに、新作となる 8th album "Falling Down in Misanthropolis" も、Frontiers より初秋に発売予定・・・らしいよ。(全然信じてない/笑)
(Apr. 22, 2006)
満足度 : 80%