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JOHANSSON / The Last Viking (1999)

投稿日: 1999/02/20

いかにも「ササッと手早く仕上げました」的な、好く言えば「大胆でシンプル」、悪く言えば「詰めの甘い大味且つ簡素な」アレンジに少なからぬ不満を感じつつも、まさに Jens Johansson ならではのネオ=クラシカルな味わいをギューッと詰め込んだ本作は、あの頃の北欧の幻想を未だ追いかける者には至福の一枚であることには間違いない。
言うまでもなく主役は Jens Johansson。彼独特のスタッカート気味に突っ込むクラシカル・パッセージの攻撃的な美しさは相変わらず唯我独尊。そして普通の刻みではモタったり前のめったりとビート感はイマイチながら、手数の多いフィルでの疾走感とシンバルワークでの緊迫感の演出は抜群に上手い兄 Anders Johansson。ギターにはゲスト然とした控えめなプレイながらも、その惚れ惚れするような流麗極まりない個性的なファストプレイを随所で決める Michael Romeo (SYMPHONY X)・・・と、テクニックが売りのメンツからしてインストゥルメンタル・パートに注目が集りがちだが、それに加えて楽曲/歌メロが充実しているのが嬉しい限り。
ネオクラ大爆発のスピードナンバー群はもちろんのこと、キャッチーな中庸ナンバー "Close to you""Fading Away", "Carry Me" といったバラードなど、楽曲は歌モノとしての魅力を充分に備えている。
その張本人として美味しいメロディを唄いあげるシンガーこそが「Mr.スカンジナヴィアン声」、Goran Edman ! この人が唄えばなんでも北欧メタルだからね~。(笑) 久々に高音を張り上げて唄うその勇姿に、すべての北欧メタルファンは涙するがいい!
なお、日本盤ボーナストラック曲 "Samurai" は、イヤでも初期 SILVER MOUNTAIN を彷彿させる名曲だよ。(99/02/04)

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満足度 : 86
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