Impressions
元 PROPHET (!)のシンガーだった Russell Arcara 率いるバンドの2nd。
Russell がプログレッシブなハードロックバンドだった PROPHET にAORの都会的整合感を持ち込んだ功績は大きく、このリーダーバンド ARCARA でも70~80年代のアメリカン・ニュープログレッシブ・ムーヴメントの流れを汲みつつも A.O.R.フィーリングをふんだんに湛えたそのサウンドでその手のファン(モチ私を含む!)の涙を絞り取ることに成功している。
特に頭3曲のインパクトは強く、最初に聞いたときには思わず一人で歓声をあげてしまったほど。長く楽しめそうな好盤だ。
本作での音楽面でのイニシアチブはギターの Stephen Deacuitis が握っているものの、ここで聴くことのできるスペシャルなクオリティは、Russell のインプットがかなり大きいに違いない(贔屓の引き倒し・・・)
満足度 : 85%