スウェーデン産ハード・ロッカーCRAZY LIXXの約2年ぶりの3rd。
レコーディング着手後にリズム隊2名が相次いで脱退、その一方でライヴでのサポート・ギタリストがメンバーに昇格し、現在のラインナップはシンガー＋ツイン・ギターの3名という変則的な体制となっている。が、内容的にはそんな人事的ゴタゴタが嘘のように充実。好評を博した前作を踏襲する80年代テイスト満載のハード・ロックンロールな曲々は今回も実にキャッチーで、中心人物Danny Rexon(vo)の元気満点な歌声も絶好調。躁っ気の強い楽曲の中でセンスフルな哀愁技巧ソロを構築するリード・ギタリストAndy Dawsonの手腕も見事。