Impressions
「ヘボジャケで損してる大賞」があったら、間違いなくノミネートされるであろうダメダメジャケの下には、印象的で大仰なメロディを配した、恥かしいほどに実直なB級(褒めてる!)メロディック・ヘヴィ・メタルが隠されている。
RIOT+MANOWAR といった雰囲気のしっかりした楽曲に、ハードポップを唄ってもそれなりにサマになるだろう、マイルドでスムースなヴォーカルが乗るという一風変わったスタイルは独特で、下手ではないが上手くはない(苦笑)ギタリスト2人が奏でまくるツインギターのウェットなハモリも、何とも魅力的。
しかし何度聴いても不思議なのが、このバンドの持つアメリカのバンド的な妙な垢抜け具合。ハードポップを唄ってもそれなりにサマになるだろう、シンガーのタイプのせいか、同郷でメジャー感溢れるHMを聴かせる JADED HEART、そして北欧ながらブリティッシュ/アメリカンを上手くブレンドさせている RENEGADE あたりをなぜか連想してしまう。まぁ、バンド名とジャケがコレなんで、余計ギャップがあるんだろうな。(苦笑)
満足度 : 81%