Impressions

AYREON / 01011001 (2008)

投稿日: 2008/02/20

和蘭人ギタリスト/マルチ・プレーヤ Arjen Anthony Lucassen (ex-BODINE, VENGEANCE) によるロック・オペラ・プロジェクト AYREON の第7弾。ベーシック・トラックの大半を Arjen 自らがプレイする一方で毎作のお約束でもある多数の豪華ゲスト陣を迎え、今回も2枚組の長大なヴォリュームとなった。

<備忘録的な豪華ゲスト陣一覧>

Vocals:
Hansi Kursch (BLIND GUARDIAN)
Daniel Gildenlow (PAIN OF SALVATION)
Thomas Englund (EVERGREY)
Jonas Renkse (KATATONIA)
Jørn Lande (ex-MASTERPLAN, ARK, etc.)
Anneke van Giersbergen (AGUA DE ANNIQUE, ex-THE GATHERING)
Steve Lee (GOTTHARD)
Bob Catley (MAGNUM)
Floor Jansen (AFTER FOREVER)
Magali Luyten (VIRUS IV)
Simone Simons (EPICA)
Marjan Welman (ELISTER)
Liselotte Hegt (DIAL)
Ty Tabor (KING'S X, XENUPHOBE)
Phideaux Xavier
Wudstik

Guitars:
Lori Linstruth (STREAM OF PASSION)
Michael Romeo (SYMPHONY X)

Keyboards:
Derek Sherinian (PLANET X, ex-DREAM THEATER)
Thomas Bodin (THE FLOWER KINGS, etc.)
Joost van den Broek (AFTER FOREVER, ex-SUN CAGED)

Drums:
Ed Warby (GOREFEST)

Other Instruments:
Flutes - Jeroen Goossens (FLAIRCK)
Violin - Ben Mathot (DIS)
Cello - David Faber

暖かなケルト/トラッド色とスペーシーなデジタル風味とが温度を分け合いながら、近未来と中世が時空を超えて融合するプログレッシヴ・メタル大作のその作風は、ここ数作と大きくは変わらず。

印層的なメロディを軸に手に汗握るドラマティックな展開と穏やかなポンプ・フィールがバランス良く抑揚する様は相変わらず素晴らしく、じっくりと聴きながらその世界に浸っている時の AYREON ならではの心地良さは本作でも健在・・・なんだけど、濃密過ぎて逆に淡白(笑)というか、ゲストの多さが災いしてかどこか焦点定まらない散漫さが支配的。女声陣のハーモニーの画一的な風合いをはじめ、そこかしこのパートが過去作で耳にしたような気がする焼き直し感を発散しているのも気になるし。

ま、そんな中でも、先日書いた AVANTASIA にも参加していた Jørn Lande の鬼神ヴォイスだけは、「ワシの歌声のためだけにでも¥3,800払えゴルァーー!!」と言わんばかりの異彩を放っているんだけど。(笑)

 (Feb, 04, 2008)

満足度 : 75
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