Impressions
「南米の巨星」と喩えられるブラジリアン・シンフォ・プログレッシヴの雄 SAGRADO の、約10年ぶりの新作。
英語で "East of the Sun, West of the Moon" を意味するタイトルを持つこの作品に封じ込められている、悠久の時に流れる森羅万象を写し取ったかのような優雅で壮大なシンフォニック・オーケストラル・ポンプは、やや冗長で退屈に感じる部分があるのは否めないながら、穏やかながら心が揺さぶられる叙情の泣きの心地よさに包まれている。
ちなみに本作には、なんと ANGRA を抜けた Andre Matos が、2曲でその歌声を披露している。その2曲、ANGRA の "Holy Land" におけるプログレッシヴ・サイドに通じるの味わいがあり、なかなかグッド。
満足度 : 74%