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VANITAS / Der Schatten einer Existenz (2002)

投稿日: 2003/03/20

オーストリア産6人組耽美派ゴシック=デス・メタラー VANITAS の 2nd アルバム。歌詞はドイツ語。

冒頭の #1 “Pendelschwung” の荘厳なパイプオルガンが鳴り響き始めてわずか7秒後、悶絶フォークロア風味全開のファンタジックな哀愁フルートが絡んできた瞬間・・・小生、アッという間に昇天してしまいまシタ。(苦笑)

シンセによるシンフォニックなストリングス、ピアノ、アコギ、そこにヴァイオリン/ヴィオラ/チェロの生弦楽チームが加わり、これでもかと耽美を垂れ流す叙情ゴシック=デスは「泣きのワンダーランド」状態(嬉)で、必要とあらば超絶な疾走すら惜しまないヘヴィ・メタル・フィーリングがしっかりと快活なダイナミズムを生んでいるのも非常に美味しい。

そのうえ、ディープな暗黒デス・グロウルをメインにウィスパリングも決める男性シンガー Andreas Scharfinger に絡む女性シンガー Maria Dorn タン24才(フルートも彼女がプレイ/萌)の歌声が儚げ系萌え萌えソプラノだっちゅーんだから、こりゃもう激ヤヴァっすわ。

前述の #1 “Pendelschwung” はもちろん、生楽器総動員でフォーキーに泣かせにかかる #4 “Schliesze mir die Augen”、弦楽3重奏による悶絶プレリュード #5 “Vor den Worten” を導入に持つドラマティック極まりないイントロで悶死必至の #6 “Das Wort sieht Blicke”、もはや XaMetal とすら呼べそうな程にパワー・メタリックな #8 “Stillschweigen”・・・と、とにかく全編を覆い尽くした悶々とした王道クラシカルな泣き攻撃の素晴らしさは伝説の激泣きメロディック・デス EMBRACED に迫る勢いで、所々で露わになるたどたどしさや垢抜け無さすら、それらがいい意味での東欧/辺境っぽさを醸し出すっていうプラス方向に作用しているに違いない・・・と錯覚させるほど。

マイナーそうなバンドだけど、カナーリ好みなんでなんとか生き残って次作も出して欲しいッス!
 (Mar. 22, 2003)

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