Impressions

MASI / Eternal Struggle (2001)

投稿日: 2001/10/20

米国で活動する Venice 生まれのイタリア人ネオ=クラシカル・ギタリスト Alex Masi の 7th アルバム。
本作は97年の "The Watcher" 以来久々の MASI 名義(としては4作め)ということで、純粋なクラシック作として話題になった前作 "In the Name of Bach" とは意を異にする初心の立ち戻ったかのような歌モノの楽曲を中心に展開している。
腕に自慢がありながらも近年のメタル・シーンには疎いギタリストが、80年代で成長がストップしてしまった作曲センスのままに綴った楽曲は、しっかりと80年代の L.A. メタルをも吸収した耳あたりの良いネオ=クラシカル・メタルで、SCORPIONS"I'm Leaving You" を想起させる "All I Want" なんかは、哀しいかなメチャメチャオレの心にアピールしてくるやんけ。(苦笑) まぁもともと歌モノ作るの上手い人だでな。
Alex Masi 自身のプレイも、深くアーリー・リフレクションがかかった独特の空気を孕んだ音色でのウォームなタッチのスリリングなファスト・プレイは色褪せることなく魅力的で、星の数ほどのネオ=クラシカルギタリストの中でも数少ない Yngwie Malmsteen 系のさらにその中においても充分に個性的。
ただこの人、レコーディング・センスが少々欠けているんだよなぁ。本作でもせっかくのイイ曲が稚拙なアレンジ(というよりオーバーダブのショボさ)で惜しい!ってな場面が頻発してるし・・・。
そんな中で、儲けものなのはシンガー Kye Michaels の歌唱。アグレッシヴさをマイルドに包み込んてブルージーな節転がしで調理したその kelly Keeling 的な歌唱は、なかなか聴き応えアリ。

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