ベルギーが誇る孤高のネオクラシカル・マエストロDushan Petrossi率いるパワー・メタル・バンドIRON MASKの5th。
前作でシーン屈指の実力派Mark Boals(vo)をシンガーの座に据えて持ち前の荒々しい疾走の中に思慮深い整合を求める新機軸を打ち出したが、本作もその路線をさらに深化させつつ継続。Dushanによる勢いたっぷりの速弾きとMarkの存在感溢れるスムース歌唱を主軸にケルト～中近東から和風まで様々なエッセンスを散りばめた楽曲は、過去最高のバラエティを見せてながらも従来の剛健な魅力も一切損なっていない。