Impressions
ギリシャの4ピースなヘヴィ・メタル・バンド SUNBURST のデビュー作。
全編で聴けるギタリスト Gus Drax の清清しいまでの弾きっぷりに、いや〜やっぱりヘヴィ・メタルにとってギターが巧いことって本当に大事!とあらためて唸らされる1枚になってます。
その Gus による7弦ギターならではのボトム・エッジを活かしたファット感と、シンガー Vasilis Georgiou のウェットな叙情歌唱のコラボレーションが映えるメロディック・プログレッシヴ・メタルな楽曲は、SYNPHONY X meets KAMELOT とも言えよう佇まい。正直、MY好みからするとややモダン&コンパクト過ぎるし歌メロ的にも少々物足りないと思えなくもないけど、曲が中盤に差し掛かってギター・ソロに突入すると、ガッツポーズと共に「最高ッ!」と叫んでしまうからあら不思議。(笑)
Gus はいわゆる“新世代ギター・ヒーロー”と称されるような現代的シュレッダーなタイプに属するプレイヤーだけど、緩急のセンスに長けたフレーズ構築の巧みさに心地良い周波数で響いいてくる音作りの上手さも相まって、その出音に多くのピロピロ勢(笑)一線を画す“確固たる芯”みたいなものがしっかりと感じられるのが超いいね。この SUNBURST 以外にも同郷のスラッシャー SUICIDAL ANGELS、そしてドイツの名バンド PARADOX にも加入したとのことで、そろそろリリースされるそれぞれの新作での活躍もすんげー楽しみです。
あ、曲についてあんま書いてないな... (ま、そういうことです^^;)
満足度 : 85%